久しぶりの更新です。
今回激辛で行きます。
“現状のシステムでは4kを実現できているのはRedとSonyだけ”
と言ってもいいかもしれません。
良く質問されるのでまとめます。
C300の外付けターボとでもいいましょうかC500は、スペックばかりが先行しています。
実際のところはC300以上の恩恵を受けにくいカメラです。
たとえC500を使っても、内蔵のCFカードで記録すれば、C300と全く同じなのです。
どういうことかと言いますと。
4K RAWの信号はだしますよ。でもレコーダーは自分で用意してください。という代物です。(以前にもかきました。)
Canonは一方的に大きな信号を出しているだけです。
そのメインのレコーダーとしてカタログに紹介されているのがAJA Ki Pro Quadです。
実はAJA Ki Pro QuadはRAW記録しません!
4KサイズのProRessに変換して記録する仕組みです。
現状は29.27fpsが限界です。HS120fpsは記録できません。
そんな状況ではC300との差別化はできません。
唯一 Codexを使用すると実現可能な部分があります。
Codexを使えば120fpsは撮影できるのですが。。。実は縦の走査線は半分の解像度でしか撮影できないようです。(HDサイズでの使用ならば問題ないようです。)
皆さんご存知のようにCodexはC500が買えるほど高価な機材です。
C500+Codexを使った撮影を実現できる予算の現場ならば、Red Epicのほうが経験もありますし実際の運用のリアリティーがあります。
Epicならば300fpsだって可能になるじゃあろませんか!
よっぽどCanonの質感がすきな方でも実際のところC500を選択する人はいないでしょう。これが現実です。
C500の出力信号全てを受け止めることができるレコーダーはまだこの世に存在しません。もはや妄想の領域です。
LespaceVisonのようにC500+Codex+ポスプロサポートといった連携が必要です。
言い切れます。
C500を使うメリットは一切ありません。
他のメーカーが安価なレコーダーを開発するしかないのです。
どこか他のメーカーです。
ご存知のようにC500は発表からはや1年がすぎようとしていますがこれが現状です。
では実際の現実を見つめるならば。
HD 60Pを表示できるモニターすらそんなにたくさんありません。
Sony有機ELシリーズは可能です。
実際のところHD 60Pを記録できるレコーダーって存在していません。
BlackMagicUltraStudio3Dは実現していますが、これはMACなどのPCを使います。
(もしできるレコーダーがありましたら御指南ください!)
AJA Ki Pro Quadは60P記録できるのでしょうか?さすがにできますかね。
60Pが実現するのはInterBee以降かも知れません。
各社ホームページのスペックを信用してはいけません。
希望や空想。妄想までもが含まれていますので注意しないといけません。
こういったメーカーの戦略は、映像制作に携わる人間に大きな誤解を生みます。
話題と噂だけが先行してしまうのはいかがなもでしょうか?
開発が(ある程度)終わってから正式発表なりしてもらいたいです。
それは BlackMagicも同じです!BMCC4kは去年の発表だったように記憶しています。
やっと?そろそろ?ついに?
InterBeeにやっと実機が登場でしょうか?
さてここでSonyのお話。
4Kユニットが発表されて久しいですね。
F-55の話ができればいいのですが。。
弊社にはFS-700しかないのでFS−700でお話しますと。
4kRAW撮影できます。
2kRAW撮影できます。
120fpsでも2kRAWもちろんできます!
240fpsでも2kRAWでさらに8秒ルールもありません。メディアいっぱい連続撮影できます。これはもうかなり前からできてます。
ネガティブな部分としてはFS-700は8bitです。
F-55の10bitに劣ります、でも実際の撮影で簡単に使用できますし、コストも最小限におさえられるFS-700は4k撮影でも威力を発揮します。
http://coffeeandcelluloid.com/shooting-with-the-sony-fs700-r5-4k-recorder-in-haiti-video-update/
Cinema EOS1DCが4k24fpsしか撮影できないのはとても惜しい。。。。
F-55も120fpsが実現したようです。
4kに関してはSonyが先行しているのはまちがいないでしょう。